技術面でよくあるご質問(35-46)
- 1.石けんケース(プラスチック製品)には、どのような加工が可能なのか?
- 2.石けんケースへの加工で、実績は?
- 3.どの様な成形材料があるのでしょうか?
- 4.プラスチックの生産方法は?
- 5.ヒケって何?
- 6.寸法精度は?
- 7.品質基準は?
- 8.色ブレはあるの?
- 9.色の取り決めはどうするのですか?(2013年情報)
- 10.形状的にどの様なモノでも成形できますか?
- 11.ネジの成形って可能ですか?
- 12.樹脂の入り口の処理ってどうするの?
- 13.製品の種類によって凸文字を付けたり消したりしたいのですが?
- 14.成形品の表面に加工はできるの?
- 15.成形って大変なの?
- 16.すぐに対応できますか?
- 17.在庫は持っていないの?
- 18.いろいろな色を見てみたいのですが?
- 19.変更の対応は可能なの?
- 20.ウエルドラインって何?
- 21.パーティングラインって何?
- 22.金型費用はどれぐらいですか?
- 23.着色は最低何個から可能ですか?
- 26.アッセンブリまで可能ですか?
- 27.ゲートの種類は何がありますか?
- 28.ゲート(樹脂の入り口)形状の種類によって何かあるのですか?
- 29.抜き勾配って何ですか?
- 30.射出成形の場合、抜き勾配はキャビもコアも必要なのですか?
- 31.抜き勾配が無いと、どうなりますか?
- 32.抜き勾配の大きさはどのくらいにすれば良いのですか?
- 33.収縮率って何ですか?
- 34.成形機の力って何ですか?
- 35.着色方法って何がありますか?
- 36.普通はどの様な着色なのでしょうか?
- 37.着色方法によるメリットやデメリットはありますか?
- 38.製品の色は、安定していますか?
- 39.良くプラスチックのナチュラル色と言われるのですが、何色のことですか?
- 40.製品の品質具合はどの程度なのでしょうか?
- 41.製品の最大と最小の肉厚を教えてください。
- 42.プラスチックはどのくらい熱いものに対応していますか?
- 43.比重が重いから高いってどう言うことですか?
- 44.小ロット製品が高いのはなぜですか?
- 45.いま3Dプリンターなど安く売っていますが、問題ないのですか?
35.着色方法って何がありますか?
顔料着色やカラーペレット、マスターバッチなどいろいろと御座いますので、ご相談ください。
36.普通はどの様な着色なのでしょうか?
ケースバイケースですが、小ロット(少量)での生産数量は基本的に、顔料着色になるとお考えください。
37.着色方法によるメリットやデメリットはありますか?
御座います。顔料着色は、小ロットでも対応できる小回りの利く着色ですが、色のフレが大きくなります。またカラーペレットは、最低25sからになりますが、単価も高くなりある程度の量が必要になりますが、色のフレは少なく色安定性が抜群です。またマスターバットですと、単価は安くできますが、大きなロットでないと対応が難しく取り回しは悪いです。
38.製品の色は、安定していますか?
安定させる努力はしますが、かならずブレは存在しますので、ご認識の上でご用命ください。
39.良くプラスチックのナチュラル色と言われるのですが、何色のことですか?
ナチュラル色とは、プラスチック樹脂そのモノの色目のことですので、樹脂や種類ごとに色目が変わりますので、透明とは限りません。
たとえば、PP(ポリプロピレン)樹脂の場合は、乳白色が基本で、種類によって乳白の透け具合が変化します。またPS(ポリスチレン)樹脂は、透明が基本ですが、種類によっては、微妙ですが透明具合が種類によって変化しますので、判らない場合は必ずご確認されることをお願いします。
40.製品の品質具合はどの程度なのでしょうか?
弊社基準の検査は生産工程内において、1時間に1ショットを抜き取っての外観検査を実施しておりますので、ご安心のレベルだと考えております。また、より品質のレベルを上げる場合は別途費用で全数検査も実施できますし、検査内容もご要望によっていろいろと対応できますので、ご相談ください。
41.製品の最大と最小の肉厚を教えてください。
一概にお答え出来ません。成形方法や樹脂、製品構造で、まったく異なります。たとえば、0.03oや0.02oの袋をよく見ますし、またプラスチックのボールペンの胴体などは1.0oから1.5oくらいあると思います。回転すしのプラスチックの湯飲みなどは、3.0o程あります。また厚みは、多層成形すればある程度大きくすることが可能です。厚みが重要な場合は設計前に十分にお打合せする必要がありますので、ご相談ください。
42.プラスチックはどのくらい熱いものに対応していますか?
耐熱温度は、プラスチック素材によって千差万別ですので、必要な耐熱温度をお伝え頂ければ、それに対応したプラスチック樹脂をご案内させて頂きますが、あくまでプラスチック原料メーカーが公表しております。荷重たわみ温度 (℃) か ピカット軟化点(℃) になりますので、ご使用になられるお客様で確認をお願いします。
43.比重が重いから高いってどう言うことですか?
比重で値段は決まりませんが、比重が重いと仕様する樹脂量が増えるので樹脂量的に多く使用すると言うことだと思います。プラスチックの比重は種類によっていろいろありますが、一般的なモノは0.8〜3.0(g/p3)です。
44.小ロット製品が高いのはなぜですか?
一概には言えませんが、高くなる理由はいくつかございます。たとえば1分で1個出来る1gの成形品がある場合、その製品を作るのに前準備が必要になります。まず生産品の金型の載せ替え作業や良品ができるまでの調子出しなどで、生産方法や製品形状、樹脂種によって異なりますが、約3時間から5時間ほど必要になります。その間オペレーターが生産設備から離れることができません。またプラスチック樹脂の最低仕入数量は25sからになります。以上のような感じで、1個生産するので、大変高い商品になります。お勧めは、経済ロットを確認することが良いと考えます。でも商品よっては、ご要望があれば、あなたのために1個からでも愛情を込めて生産させて頂きますので、ご確認ください。
45.いま3Dプリンターなど安く売っていますが、問題ないのですか?
いま3Dプリンターなど安く売っていますが、問題ないのですか? A今のところ問題無いと考えます。現在(2014年初夏現在)販売させています手の出る3Dプリンターを見る限りでは、我々成形業者がお客様にお届けする商品とは比べものにならないモノで、樹脂の種類やコスト面など問題があると考えます。 しかし、将来技術の進歩する具合では、夢の3Dプリンターが出来る可能性がありますので、我々も、同じ様に技術進歩を目指しております。
そのほかにも容器で困っていることがございましたら、どうぞご相談ください。
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